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Sさんの弔問を終えて ~関係性を築くことから全て始まる~

1月下旬にご逝去されたSさんの弔問に伺い、改めて、関係性を築くことから全て始まるとつくづく思いました。

 

Sさんのご自宅の祭壇は立派で、Sさんが病気を発症する前に行かれた旅行時の写真が飾られていました。満面の笑みで仲間と旅館の着物を着て撮影された写真を拝見し、元気な頃はアグレッシブに行動される方だったんだと初めて知りました。最期まで癌と闘い抜いたSさん。訪問時は経口から食事が摂れず、疼痛訴えがあり、痩せも目立ち、少しの歩行でも息切れがあり、何不自由なく過ごされていた頃を到底想像はできませんでした。

 

弔問に伺うと、昔話や訪問時の思い出などご家族も沢山お話されます。「あの時はまだ兄も歩けてたのよね。」「〇〇さんに来てもらって安心した。」「毎日、訪問に来てもらっていたから急に来なくなり、すごく私自身が寂しい。」など、次々と思いを打ち明けてくださります。

また、Sさんが毎日書いていた日記を見せてくださり、その内容から「訪問看護を楽しみに待っていた。」と分かりました。日記の内容は「〇〇さんと野球の話や登山の話をした。」「〇〇さんが頭を洗ってくれて気持ち良かった。」など、私たちとの関わりの時間の様子を書かれていました。しかし、亡くなる1ヶ前ぐらいからは、病気の進行や弱っていく自分に絶望している内容の日記が目立ち、恐怖と闘っていたんだと読みとれ、読んでいて涙が溢れそうになりました。

 

Sさんのご家族は現状、妹様が一人で役所に行って手続きをしたり、全て抱え込んでいます。懸命に支えてきた妹様の姿を毎日見ていたのでSさんが亡くなられた時、妹様の心身をかなり心配していました。玄関を開け、髪を切られている姿を看て「やっと美容院に行ける時間がつくれたみたいで良かった。」と思いました。Sさんがほぼ寝たきり状態になってから妹様は、ゆっくりお風呂に入れる時間もなくなり、疼痛を訴えるSさんの側でいたので精神的にもかなり疲弊していました。私たちは、疾患を抱えている本人だけでなく、家族支援も役割としてあります。私たちが訪問に入っている間に入浴していただいたり、買い物に出掛けてもらったり、自分の時間として使っていただくよう促すことも必要です。本人だけでなく、介護している家族もこれから先どうなるのか不安です。寄り添い、思いを汲み取り、何気なく配慮していくことが訪問看護師の役割でもあると思います。

 

何事も関係性を築くことから全て始まると思います。私たちの仕事は、信頼されないと自宅に足を踏み入れることも許されず、ケアを行うこともできません。細部に渡り目を配り、気づき、思いをキャッチすることで、少しずつ関係性ができます。

 

弔問に伺ったときに妹様より「貴方が来てくれて良かった。安心して任せられました。兄も〇〇さんが来ることを楽しみにしていました。」と言葉をいただき、自分が関わってケアさせていただいて幸せだなと目頭が熱くなりました。弔問を通じて、家族の思い出を聞いていると、関係性が築けていたからこそ教えてくれるんだなと感じます。在宅で疾患を抱えた人が安心して生活できるよう今後も関わって参りたいと思います。

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